番外編/AWD号の走行会初参加

2001年4月30日(mon)
ヒーローしのいサーキット(栃木県宇都宮市篠井町)
天候:雨のち曇り

AWD号紹介

コーンズさんにはいつも声をかけて頂くが毎回パスさせてもらっていた。 走行会というと早朝時間での集合の場合が多い。今回も手前のサービスエリア 集合時間が午前6:30という私にとっては驚異の早朝活動が要求される。 しかも横浜から現地までは東北道で4時間ほどはかかる。 前日まで仕事が詰まっていたので深夜仕事を終了させてそのまま出発となった。 昨年の夏に那須まで走ったのでその手前の距離と軽く考えていたが降り続く雨の中、 東北道では右側を追い抜いて行く大型車が飛ばす水の塊がフロントガラスを 直撃し車高の低いRSだと一瞬の視界ゼロに何度も肝を冷やす。
しのいサーキットはそれなりにRSを喜ばさせる事ができる場所である。 しかし雨はまだ止まず第2ヘアピンからホームストレートまでの想像以上の下り坂の 途中にはコースを水が横切る状態であった。先行のグループでもスポンジのバリヤーに 刺さったりガードレールにヒットする数台のエントリー車があった。

帰りも無事に自分のRSで帰りたい。私の走行は極力おとなしく、と考えていたが コースインするとさすがに熱くなってしまう。レグノから交換したポテンザRE-01も7200rpmまで 廻したコーナリングで一回のスピンもなく踏ん張るのを確認出来た。 第2ヒートでは先行車を3台ほどパスしたがこの快感はたまらんです。

出番を待つRS群。すでにコース上では最初のグループのエキゾーストノイズが響きわたっている。
ヒーローしのいサーキットは杉の森に囲まれた美しい佇まいだった。雨にしっとりと濡れた木々たちは 常緑樹の深い緑色と新緑の緑のコントラストが印象的だった。

裏ストレートを駆け登るAWD号。この手前に小さなシケインが あるがイン側をクリップの角度でここでの速度が決まるようだ。姿勢が定まらないうちに アクセルを踏み過ぎるとコントロールが難しい。当日は雨のためスピンが続出した。

奥の第2ヘアピンはかなり高い位置にある。 そこをクリヤしてホームストレートまではかなりの下り坂となりその間にはゆるやかではあるが シケインがある。うまく抜ければ第1ヘアピンまで最速で引っ張れるがシケインのミスは スタンド直下のバリヤー直撃となる。数台のクルマがその悪い見本を見せてくれたが 雨の中ではかなり勇気が必要とするポイントだった。

なんとかクリヤしてホームストレートを駆け抜けるAWD号。 この少し先で3速にシフトアップが可能だがパワーバンドに入れるためにはやはりシケインの 処理が優先されそう。他グループの走行をスタンドから観察しているとかなりのクルマが カウンターをあてていた。修正をミスるとその先の左側ガードレールにヒットする。

無事に周回数をこなしパドックに戻ってこれて ホッとしている図。これからはチューンの方向をチェンジせねばなるまい、などと考えが 頭をよぎってしまうほど楽しい。

第3、第4ヒートは昼食を挟んだせいもあり前日から全く睡眠をしていない私に ここで徐々に睡魔が襲ってきた。 雨も止みコースも半乾き状態。気合の入った前グループのスピンの様子もハンパではない。 集中力を欠いた私が他のオーナーに迷惑をかけてはいけないので ここで後半のヒートは断念しパスして帰路に付く。
今回は雑誌などではおなじみのRSも多くSタイヤはもちろんの事、かなりタイムアタックを 意識した方向でのチューン車がピットでのスパルタンな雰囲気を出していた。やはり走行会の 常連ともなれば確かに押さえるべきポイントは手を加えてある様だ。そんな中でもAWDメーター の装着車が予想以上にあったのは感激でした。今回は単なるRSオーナーとして参加したので 直接の挨拶はできませんでしたがこの場でお礼致します。RSを覗いていたヘンなオヤジは私です。