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(2711) その1/船旅19時間 2012-08-30

北海道。やはり遠いところにあります。到着するには........

@飛行機で1時間半で千歳空港に......手っ取り早いのはコレですね。
A陸路、東北道を高速走行。青森で一泊後、翌日に青函フェリーで函館に上陸。
Bフェリー船を使用(大洗・仙台・新潟・大間から)直接、苫小牧・小樽に着岸可能。

何度かAを経験しましたが体力的不安もあり、今回はBで大洗発を選択。
なにしろ出発前日の決断だったので
大急ぎでネット検索にてチケットや予約を何とか済ませました。

JAF会員値引きを申告したところ、
お客様の場合は「高齢者割引」が可能ですし、そのほうがおトクです........
と説得されました。(それは喜んで良いものか?)








(2712) その2/退屈な時間 2012-8-30

夕方の18時45分、大洗港を出港。
翌日の午後13時30分に北海道・苫小牧に到着予定で、合計何と19時間の船旅。

例によって気ままな一人旅。話し相手もおらんので船内をウロウロ。
盛大に余った時間はひたすらに眠るのみで
レストランのオープンを知らせるアナウンスに目を覚ますという、優雅?なる時間を過ごす。

速度23ノット(約44km/h)で穏やかな海をぐんぐんと進む。意外と速いです。
外甲板は海面からかなりの高さ。蹴散らす波を覗くと流石に思わず足がすくみますがな。
船上から陸地は殆ど見えません。それにしても、海って広いなあ。












(2713) その3/フェリー船・さんふらわあ・さっぽろ 2012-8-31

なるほど。センター・2本出しのマフラーときたね。
この巨大な船体を推進させるエンジンはその真下にあるらしい。

私の睡眠スペースはその横にあるので、
グオン・グオンとその響きがベッドに決して小さくはない振動を伝えてくるのです。
まあ、子守唄と思えば気にはなりません。

海を眺めながらの食事は最高でっせ。





(2714) その4/決行の理由(プライベートな話) 2012-8-31

実は隣市に住んでいた娘夫婦の家族が諸事情により、昨年の秋に何と札幌へ転居。
娘は13年前に母(私の妻)を亡くしつつも
出産時には母の小さな写真を手に、分娩室に入っていったものだった。

その後、たった一人の親である父(私)の面倒は自分が見る、と霊前で母に誓ったらしく
娘からの電話やメールでは「体調は?」が第一声となっているものの
私自身、無頓着な性格なので今回は非常に楽しみな一年ぶりの再会となる予定。



海を眺めつつ、想いを馳せている間に、遂に北海道の島影のシルエットが見え始めました。
お前はずいぶんと遠くに行ったんだな....................。


ようやく来たよ。







(2715) その5/苫小牧港に到着。札幌へ走る。2012-08-31

大洗港から延々19時間の船旅。ついに来てしまいました。
今回は急なプランのため、予定していたホテル予約が殆ど取れず、基本的には娘宅に世話になる事に。
下の孫は殆ど私を記憶していないだろう。会って大泣きをしなければ良いのだが.....(汗)。

なお、メールの設定が不調のため、返信メールがダイナミックに遅れました。
申し訳ありませんでした。どうか、ご了承をお願い致します。











(2716) その6/再会。 2012-9-01

札幌市の展望。地方都市だと思っていたら大間違い、立派な大都市です。失礼致しました。
娘の住居も周囲の環境は素晴らしく、すぐ前に広がる大きな公園には、さりげなく高級樹木の白樺が生えていました。

もちろん、買い物等にも何の不自由もなく、近隣には横浜と変わらない大きなショッピング・センターもあり(驚)
現に、目の前に現れた私の「よれたシャツと、うす汚れたズボン」には娘が即、「NG」。
翌日には、近所の「ユニクロ」に連行される羽目となり、全一式を見立ててもらう事とあいなったのでありんす。

上の孫(4才)は買ってあげた自転車を元気に乗り回すほどの成長ぶり。
心配していた下の孫(1才)は、すぐに私の膝の上に座り込むほど、愛らしく振る舞い、
かつ、得意な表情(難しい顔?)を見せて笑わせるなど、やはり血のつながりを感じる一瞬でした。






(2717) その7/ロードスター・富良野ミーティング。 2012-9-02

会場にやや遅れて到着。当然ながら予告なしの、いわゆるドタ参。場内マイクで
AWDのデワさんが自走で参加です。しかも、クルマは全輪駆動車(AWD)で〜す!
ときたもんで......拍手喝采の歓迎を受けました。




駐車位置もメインな場所を指示され.......照れるなあ(汗)もう。
その場で主催クラブ「Rock's」に、問答無用の強制加入要請(笑)。
もちろん名誉な事でもあり、異議はありません。







(2718) その8/@富良野ミーティングな人々。 2012-9-02



数年前に、私が参加した事を覚えてくれていた人。
この厳しい北国で拘りのNB/ロードスターを選んだ女性。
新婚ホヤホヤで旅行がてら参加した、石を投げたくなるHOTカップル。
何とAWDの近所(横浜在住)の知人ご夫妻などなど...........。

娘家族も孫の要請で、後から遅れて参加しました。







(2719) その9/@富良野ミーティングAWD。 2012-9-02

北海道。地域によっては半年ほど積雪と戦わなければならないのに
ロードスターをチョイスしているのには、正に拍手ものです。
かつ、意外にも多かったAWDを愛用して下さるオーナー(神様)には足を向けて寝られません。

来年までには「Version 新・富良野」をデザインしなくてはなりませんね。








(2720) その10/@富良野ミーティング/パレード・ツーリング。 2012-9-02

そろそろ陽が西に傾き、今日が終わろうとしている最後のメイン・イベント。
沿道の農家の皆さん。家族総出の挨拶を送ってくれるのも恒例。素晴らしきスパイス。
コースは信号を通過しない設定。美しい富良野の田園風景の中をオープンのロードスターの隊列が進む。

途中の小さなロータリーでのUターン。皆と挨拶の手を振る。
しかも、そのまま言葉を交わさない流れ解散は、次回の参加をも誓いたくなる、素晴らしい演出。
感動の涙ぐらい流したって良いんだ。誰も見てやしないよ。








(2720) その11・番外おまけ編/新プリンスホテル。 2012-9-02

横浜から唯一ネット予約確保が可能だったのが、この富良野/新・プリンス・ホテル。
市街を見下ろす小高い丘の中腹にある新しい建物で、しかも高層の部屋からの展望は実に素晴らしい。
娘達も近隣のホテルに宿泊を決め、夕食はみんなでご馳走?を頂きました。



運良く、その晩は遥か向こうの街で花火大会が催され、私の部屋から全員で楽しまさせてもらいました。
母親譲りのお祭り・花火が大好き人間の娘も大喜び。う〜ん、余は満足じゃ。







(2720) その12/番外おまけ編/富良野を楽しむ。 2012-9-03

今日はまったくの予備日。娘達と合流後、当地名産のメロンの上に、
ソフト・クリームを乗せたという、美味しいモノを食べさせるショップがあるというので行ってみたり
通の人しか知らないハンバーガーショップなど、富良野を楽しみました。

富良野の空 三段の滝

パパも北海道に住んだら?とか、フェリー便を2,3日遅らせたら?などと娘に言われるも
お前の気持ちも解るけれど、残念だがそうも行かんのだよ。








(2720) その13/番外おまけ編/さよなら・北海道。 2012-9-04

遂に横浜に帰らねばならない日の朝を迎える。娘の口数がめっきり減る。
昼食後のしばし沈黙。「さて、行くとするか。」と私の言葉に、娘は顔を抑えて壁の影に隠れた。
肩が小さく震えているのが見えた。不覚に私にも、胸に何かこみ上げるものが............。

私は娘を抱きしめながら、励まそうと思ったものの、
女性に泣かれた場合、オトコってもんは「気の利いた言葉」が浮かばないのが定説なのら。


おいおい、何も一生会えないワケじゃないんだから。
それにママだって姿は見えないけれど、いつも傍からお前をしっかり見ていると思うぞ。
以前のように、すぐ来るという事は難しいが、また会えるんだから安心しろ。

それよりお前のクルマ(軽・タント)の冬季走行が心配だな。カーブで転がったりしないのか?
まあパパが仕事を頑張って、立派な4駆でも買ってお前にくれてやろう................。わっはっはっは。



夕方の苫小牧港 夕方の苫小牧港

夕暮れの苫小牧港。大洗に向けて既にフェリー船がスタン・バイ。なんて切ない風景なんだろうか。
娘達が見送りに来ないでよかったな。テープでも投げようものなら男泣きだよ。





(2720) その14/番外おまけ編/プロローグ。 2012-9-08

約一週間の北海道の滞在。時間と少しだけの費用はかかったけれど、
それを遥かに超えるものがあり、やはり行動を起こして大正解だったと思います。

ましてや富良野ミーティングというキッカケがなければ、船旅19時間.....なんて、なかなか出来ません。
憧れの北海道を走れたし(AWD号のサス・セッティングは最高と確認)、娘達に私の顔も見せられたし
とっても良い旅だったと思います。

最後に主催及び準備に御苦労された「Rock's」メンバーの皆様方・有難うございました。
来年はやらない、なんて言ったら、絶対に承知しないからね。(笑)



最後まで読んで頂き有難うございました。また画像を勝手に掲載させて頂く事をどうか、ご了承お願い致します。
なお、不都合のある場合はAWDまでご連絡下さい。よろしくどうぞ............................。 AWDにメール for AWD/R.Dewa



★過去の北海道レポート★

.....CONTENTS,(2008-09-01〜09-10)

爽快走行を録画した動画もあります。
使用車両:AWD-RX-8

この時はフロント・ガラスにドライブ・レコーダーを設置
走行シーンの全てを収録。最北端の宗谷岬まで走破しました。
オホーツク海に沿った延々と数百キロ続く国道は圧巻です。


.....CONTENTS,(2007-08-28〜09-04)

使用車両:AWD-NCロードスター


函館に上陸後、苫小牧経由で東へ向かい
襟裳岬、知床、摩周湖、屈斜路湖....と定番コースを走りました。
その雄大さの中で思う存分走らせるシーンにノックアウト。




★★★北海道ビデオのコーナー。2008年9月に富良野ミーティングにRX-8で参加した際の北海道・ドライブ動画です。
活躍した機器はルーム・ミラー付近に貼り付ける事故記録のためのドライブレコーダー。
従来製品の殆どが衝撃による画像保存形式だが、コレは走行中の全てを録画、録音共に可能なタイプ。

豆つぶの様な小さなレンズですが、オリジナル・ファイルの走行状況録画は決して悪くはありません。
2008年9月、富良野ミーティングに参加した際のドライブ動画です。

..... TVゲーム。北ニュル

ゴールド全種目を制覇せずに、このゲームを語る資格なし。

.....When I'm get home

北海道そして青森から東北道を延々と南下。ようやく首都圏内に。
遠くにベイブリッジのタワーが見えれば、そこはもう横浜。

.....トワイライト・タイム

苫小牧へ向かう道央自動車道。茜色の空は群青色に、刻々と変わるグラデーション。
流れる風景さえもソフト・フォーカスに包まれる。

.....国道452号線

さすが富良野芦別道立自然公園の真っ只中。信号のない快さ。
途中、出会ったロードスター。私は仲間のつもりですが........

.....最北端の地、宗谷岬へ遂に到達

オホーツク海を右に望みつつ数百キロ。樹木さえ拒絶する宗谷丘陵。
その先に日本最北端の地がある。

.....峠を下る

上りがあれば下りあり。
屈斜路湖を展望できる峠から網走に向かう絶景のコース。

.....ブラインド・コーナー

屈斜路湖、そして摩周湖へと幾つかの峠を登ってゆく。
コーナーの先にある素晴らしい景色。

.....太陽の下を一直線

帯広からのフリーウェイ
広がる緑の大地に、白い雲と青い空がどこまでも続く。

.....北海道上陸。霧の中を走る

函館着後、雨がポツポツと。
長万部から乗った高速道路で霧に包まれる。

.....フォトグラフの追憶

素晴らしき美しい北海道。2008年度の旅を静止画でダイジェスト。

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