...2004 tyubu Meeting Report
●中部ミーティングへ出発。そして台風との正面遭遇。
自慢のバック・フォグさえ役には立たない。私の後続車はワイパーMAX状態でもコレ以上の最悪視界となっていただろう。
史上最大と予想されたその台風は静岡県沖を北上中、私のクルマは東名を南下中。
このままではお互いにクロスする可能性は多いにあったが、なんとか手前ですり抜けられる計算で出発。
悪天候下で、やはりあった事故渋滞をようやく通過した時は、机上の時間計算は完全なる誤算となった。
すでに視界ゼロ状態に近い東名高速道路。私も初体験の最悪なる通行止め
。最寄のインターから問答無用で降ろされる。
当然一般道路は強烈なる風雨の中、昼なのに夜みたいに暗い。右往左往のクルマ達で大渋滞。
私は光り(太陽位置)を感じないと100%、方向音痴となる原始人的神経なのだ。
ここはナビを一般道路指定で再設定。早くこの場を脱出せねば、クルマ水没どころか生命の危機すら感じたものだ。
果たしてコースは正しいのか?なんて疑う余地はないのだ。ナビ様、全てをお任せします。
走り出せば鉄の看板は折れているし、道路脇を流れる川はあふれんばかりの濁流。凄まじい光景に次々と出くわす。
交差点に待機中の消防車の赤色灯は安心どころか、逆に恐怖心を感じさせるのだった。
BGMのCDなど流している場合では無い。ここはまずラジオにしてと、信頼すべき、あの天下のNHKを聞くのだっ。
まずは落ち着く事が大事。なになに.........。
台風の中心は静岡県、御前崎まで急接近。ふむふむ、観測史上最高の60メートルを越す強風?恐ろしい〜っ。
お〜っと。またもや看板が道路まで飛んでいる。とにかくナビ様の指示通り一生懸命走らせよう。
今はそれが最善策なのだ。急げ急げ...........。
画面をスクロールしてこの先を見てみよう.........。がひ〜んっ。直進あと2キロで
御前崎ではないか〜っ。
●何とか暴風圏から脱出へ。
宿泊予定の岐阜県、郡上八幡(画像)までの行程98%は高速道路の予定だった。
夕食には長良川の魚料理に久々の熱燗で一杯のハズ。
ところが今、目の前にしている現実は、確実に私のホー?に向かいつつある強烈台風から逃げなければならない。
こんな時、女とは意外に冷静なのだ。助手席の"まい・どーたー"は慌てふためく私より遥かに的確な指示を出しおる。
とりあえずは台風の反対方向へ走れ走れ。途中、冠水があったのだろうか、ドロだらけの道路に木片が散乱しているのを避けつつ、
多分、二度と来れない様な見知らぬ道。どこをどう走ったかは全く不明。途中で雨が止んだのは流石に安堵した。
高速入口を目指し何度か辿りつくも、いずれも冷酷なる赤ランプ表示の繰り返し。
ナビの目標地点到着時刻は、なんと翌日の午前08:30を表示。本心としてはもう"家にかえりた〜い"がソレさえ不可能なのだ。
私はオープン大好きだけれど、我が家の屋根がオープンになっていたらどうするんじゃ〜。
強烈な風雨だったが、台風の走り去るのも速かったのが多いに幸いしたものだ。
大幅に予定から遅れたものの、無事に宿にたどり着いた時は流石に疲れた〜。
●やっぱりこの笑顔だな。
台風一過の晴天は期待できそうも無いが、あの惨憺たる昨日の翌日だ。時折、顔を出す太陽があればそれだけで最高。
今回は急な参加のため、AWD号に代わって"まいと号"に協力をお願いした。
NetTune・オーダーによるホワイトボディに赤シートのヤング・パワーがぷんぷんのNBオーナー。
昨日の嵐の中、コレで明日のイベントに集まるのだろうか?と多いに心配になったのだが、ロードスター・オーナーは
そんな柔では無いのだ。
多分300台近くは集合したのだろうか。壮観かつ素晴らしく美しい眺め。それぞれの個性が発揮され、観察するのも楽しい。
雑誌でお馴染みのショップ・デモカー。各車を入念に見て廻る楽しさはRSミーティングならではの貴重な体験。
いきなりのショップ・インタビュー。聞いていませんよ..........。支離滅裂な受け答えに。ま、とにかく
皆さん楽しみましょー。
スキー場の駐車場でのイベント。視線の奥にはゲレンデが見える。真冬には別の銀世界が広がるのだろう。
横浜からは少し遠かったけれど、この中部ミーティングを準備をしたスタッフの皆様、ご苦労様でした。
低過ぎる雲が通り過ぎる帰路。日本の美しさを感じつつ、高速道路を問題なく走行出来る素晴らしさを多いに実感する。
AWDテントに寄って頂いたオーナーの皆さん。有難うございました。