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(450)客観的自己観察。 2003-09-13

後送分のパーツリストが入荷した。コレも整備マニュアルに負けないほどオモシロイ。
例えばtypeSのスポーツサスはタイヤ、ブレーキのサイズが異なるだけでなく、
ダンパーとバネも標準車とは部品番号が異なるのはカタログだけでは解らないのだ。
小さなビスから、おむすび型のローターの単価まで分解図での説明は飽きないものだが、
さすがロータリーエンジン、RSの同書と比較して
エンジン部品のページ数が圧倒的に少ないのは改めて驚くものだ。
この2冊を求めた私を顧客になりそうだと思うのは営業スタッフの自然な心なのだろう。
先日とは異なるオプションのエアロ・パーツ装着の別仕様のクルマの試乗を熱心に勧められれば断る理由も無い。
今日は6速typeS。そうなれば今回は思いきり高速を走るしかない。
料金まで用意されたが、さすがにそれだけは自分のETCカードを使うのだ。

近くの高速入り口から目指すはベイブリッジ。あの長めの登り坂でのトルクが解るというもの。
オービス地点を超えて即、シフト・ダウンから加速へ。同乗したスタッフの会話が一瞬止まるが加速は止まらないよ。
18インチのタイヤの接地性もグッドだが肝心の乗り心地も決して悪くは無い。

先日のS・マチックのHOLD・ATに多いに感心したものの、胸のすく高回転への滑らかさとMTの心地良さは、
高額出費さえしてもロータリーに載せ換えをするRSオーナーの気持ちが解るというもの。

低いギア・ポジションを好む私は、手に染み込んだAWD号と同様の5速がベストと感じた。
インチ・ダウンの16インチならもっとマイルドだし、40psの差も8500rpm域なら常用では210psもあれば充分だろうなどと、
すっかり試乗車に乗せられた、買いそうなお客になっている自分にハッとしてしまうのだ。

いままで横目で見ていたエイト。意外なきっかけで試乗を重ねてしまった。もし彼女(私の妻)が欲しいと言えば............。




(449)売れてるクルマ。 2003-09-12

いつもと別のマツダ・ディーラーに用事があって寄った。失礼ながらマツダにしてはデカイお店なのだが、
それにしてもこのRX−8の多さは何じゃい?。

点検中なのか、奥でジャキ・アップ中のブルー・ボディ、それに待機中が数台。こんなに売れてんの?。
もしそーなって来ると、世界で唯一のREがこのままRX−8のみとは考えられないぞ。
排ガスで立派に★★を獲得したレネシスだからして、セブンはもちろんの事、
近い将来はロードスターにも.......。と期待してしまうね。

RX−8の実物は断然カッコ良い。セブンが消えた後の登場なので後継車と思いがちで、
マツダもハッキリとスポーツカーだぞ、との位置付けと謳っているが、見慣れた2シーターオープンのRS乗りからは
例えREと言えど、4枚ドアで後席付き、なおかつ完全なクローズである事などから若干の違和感があるかもしれない。

しかし観点をやや変えて、立派なセダンだとして見るとこのRX−8というクルマはメカも含めて、
相当にブッ飛んでいて、もの凄い魅力的なクルマだね。 ●ちょいデカ画像。(116KB)

ロードスターが若干の変更があるらしい。価格表が変更になりチョット上がった様だ。ハテ?
まあ、それはさておいて、AWD号への青幌を発注した。今回は骨もNB用の新品なのだ。いよいよプロジェクト開始なのだ。



(448)あつかましくも。 2003-09-11

↓の続き。調子に乗った私は、もっと長時間試乗させてちょんまげ。
と無理な要望を訊いてもらい、先日と同仕様の試乗車へ。
スポーツ・マチックと呼ばれているこの新ATを再度、詳しく体験してみたかった。
しかし相手もプロの営業マン。私の魂胆を見抜いたか、
まだナラシの距離に遥かに遠い走行距離の試乗車をレブさせてはならじ
同乗の条件だったが、ヤダよ〜とは言えないのだ。

2時間程度の約束で通常道路、ノロノロ渋滞、やや高速を含めて、
しっかりと堪能させてもらった。いや〜このATはとても良いです。
TRCの設定か、例のホールドからのシフト・ショックはダウン・アップ共に無いと言っていい。
もう少し慣れてスロットル開度さえもコントロールすれば、
この静かさの中では助手席に乗った人間でさえ気付かないだろうな。

買わないのに、能書だけは言うお客、とバレバレにも関らず、
無理を訊いてくれたので、あえてネガティブな感想は控えるのが道理である。
しかし余りにも誉め過ぎもイカンので、あえて書き添えれば、
せっかくのスポーツ・マチックを5段にして頂き、
なおかつ3000rpm以下のトルクが欲しい。
もちろんMT6速のハイパワー仕様があるのは理解してはいるが。

追記/現行NBに、ターボ車追加の噂はホントかな?。





(447)静かな夜には......。 2003-09-10

電話帳を超える厚さ約60mmの全ページに詰まった全内容は、たとえ単純な1色印刷であっても面白くないページは一枚たりとて無いだろう。
厚さ3mmのケータイ取説書にはうんざりもするが、コレは超オモシロイ本なのだ。マツダRX−8の整備マニュアルである。
クルマは(今の所)買わないが、このRX−8のすべてが理解できる分解整備書なら1/100の価格。私でも迷わず即決で買えたのだ。

ドライブ・シャフトの構造から、取り外しやボディ構造、電装関係に至るまでの全パーツの手順が詳しく説明されている(ある意味当り前なんだけど)。
私はクルマを購入した時は必ず、コレと部品リストの2冊を入手するのだ。
部品交換の自己作業時でもメカニックと同手順が理解可能で、しかも部品発注も的確に出来る。
それ以上に見えない部分の構造を知る上で、見ているだけでもヒジョーに楽しいのだ。



(446)凡人の食事。 2003-09-09

デザートのアイスクリームと書けば、お上品な食事を想像するかも知れないが、
独身オトコのそれはワイルドなのだ。
アイスクリームを不足させてはならないと、ヤマほど買い込んであるのだが、さすが毎日、毎回では飽きも来るというもの。
そこで久し振りにケーキを買ってきた

食事を終えた後にコレを食べるのはナンだけど、食後のデザートは彼女(私の妻)の強いポリシーであったため、無理矢理でも継続するのだ。
コレは確か"ばばろあ"とか言う名前だったかな。しかし慣れない事はするものではない。
小皿に移そうとケーキの周りの透明セロハンを剥がそうとして、一瞬手がすべった

万有引力の法則はモノの見事に適用され、ケーキはカーペットの上に落下した
加速度のエネルギーは吸収不可能だったのか、慣性の法則に転化され、2,3回の回転運動後、停止した。
それは私が発したギャヒ〜ンと言う短い声の中で全て終結したのは見事なのだ。

私は腰と腕の筋肉を使用して、引力に逆らいつつソレを拾い上げた。ジックリと観察する。
よくよく見れば、透明セロハンはケーキよりかなり背が高い。
カーペットに本体は接面していないという勝手な結論に至り、
私は彼女の写真にVサインを送りつつ、ソレを食べ始めた。
彼女は確かに笑っていた。



(445)S/Cも本気でチューンすれば。 2003-09-08

数日前のサス交換。葉山FACTORYにての作業中、当方から持ち込むべき部品を忘れたのに気付く。
すでにAWD号のダンパーは取り外し済み。効率を考え、ノプロNB8,S/C装着デモカーにて横浜まで引き返す。
ついでながらこの後、再度部品が必要になり当日は、葉山と横浜を3往復したのであ〜る。
私のボヤンとした失敗談など、どうでも良い。問題はS/C装着デモカーの走行ぶりである。

以前のデモカー試走行はサス周りの感触テストだったため、近くの丘を超えて葉山の一色海岸通りを流す程度だった。
今回は理由があり、若干急がねばならなかった。そのおかげ?もあり、高速時のフィールを十二分に体験する事が出来たのである。
当然AWD号も同仕様で、大きな声で言うべき事では無いのだが、ごくごく、まれにクレイジーな走りをする事もあり、
そこいらヘンのクルマにコケにされる事などは皆無で、S/Cの真の魅力?は感じていたと言っておこう。

しかしながら、さすが本家本元のデモカーをそれなりの場面で走らせれば、
その最適なるセッティングはS/Cの真髄の深さを痛感するものなのだ。なにしろ速い。

特に負荷のかかる、かなり高速時でのシフト・ダウンに期待以上のレスポンスがある。
4,5,6速をWで使い、胸のすく様な意のままの加速を出す。
なんと***km/h程度でもあの怒涛のオバフェンに潜むワイドなトレッドで不安感のかけらすら当然無い。

NAと最新NBとの違いもあるが、デモカーとはこうあるべき、の一つの姿なのだろう。
S/Cが全てとは言わないが、この様な方向もあり、と言えるのだろうな。
こんな体感は例え試乗したにしても、そこそこのミニ・サーキットでも多分不可能であり、まして文章からでは推測レベルでしか無い。
もちろんオープン走行が主たる魅力のロードスターに不要な高速度は論外だが、
常用速度でのトルクはAWD号を含め、快適さの向上手段としても、個人的にはS/C装着を正解と認識させるものだった。




(444)直進か左折か。 2003-09-07

雑誌"オプション"のスーパー・チャージャー(S/C)装着ロードスターの取材風景。
数日前に急遽、集合募集があったにも関らず、日曜の晴海埠頭には何とか絵になる台数が集結した。
加給気の装着と言えばすぐにターボが浮かぶが、S/Cも、私が装着しているからではないが、なかなかどうして、なのだ。

特に下流式に限っては、あの独特のサウンドが発生するが、普段はAWD号固有の音と思ってしまうが
数台のRSが変更済で、当り前だが全く同じサウンドだったのはオモシロイ。

帰路にて、銀座通りに接近したのだが、決心がつかない。
このまま直進すれば、数百メートル先には、あの懐かし過ぎる4丁目の交差点や並木通りの風景があるのだろう。
心の準備が出来ないまま、左折し銀座入り口から首都高速へ入ってしまった。
コレで良いのだ。無用な追憶の切なさにわざわざ浸る事もないのだ。
心の底から来たいと望んだ時が来ればいつでも来れる。

羽田線。首都高速建設の中で、最初の路線は長き経年で、悪名高きの道路つなぎめのショックはフツーではない。
それゆえ先日交換したバネの試走にはちょうど良い。
チト飛ばし過ぎたのは、結果が満足レベルだったのと下流式サウンドが心地良いサウンドのせいだろう。




(443)泥沼に溺れる。 2003-09-05

AWD号のアシ。煮詰まってきた。振り返ればSスペ純正のビルシュタインから赤ダンパーのGABに。
コレはそれなりに良かったが、車高調ダンパーに変更するまでの躊躇期間は性格上、フツーではなかったが先日またもやバネを交換。
なにしろ通常のRSオーナーが望むであろう要望とは、かけ離れた目的を持ったがために当然ながら需要の無いなかでの設定は難しいモノだ。
最終装着となった、この赤バネは低速及び中速時においても、車重が若干抜けた際の初期接地感が、私の希望するレベルになったと思う。

さすがにオーリンズPCVは高速時では文句なし。さらにバネレートは柔か設定をチョイスしたにも関らず、なおモア・ベターへ突入。
果ては黒バネ変更後、さらに自由長ががややショートのものに変更、なおかつ直巻きタイプで最柔レベル品に再々変更。
その間、軸受けブッシュの強度を下げたり、アッパーマウントを何度も変えたりと、ショックの取り外しは数えきれない程だ。

おかげでデスクの脇には外されたダンパー達やアッパーマウント、バネが3set、14本がごろごろと転がっているのだが、
懲りない私は全てを特注の、"AWDスペシャル"を作ってみようか、などと考える。
RS仲間ではこーいう状態をドロ沼に溺れている真っ最中と言う。



(442)制服着ていないから、私服警官かな。 2003-09-04

AWD製品は種類が多過ぎて決定するまで半年悩んだ、と聞けば、これ以上新バージョンを増やすのもナンかな?
と私自身も一瞬考えるのだが、その多過ぎる?種類の中で同じメーター・パネルの注文が不思議と連続する事がある。
当然、発送先は全く別地域なので、お仲間同士で連絡しあって揃えた訳でもないだろう。コレも何とかの法則と言うのだろうか。

AWDに来訪されたオーナーの職業を何気なしに聞いて驚いた。警察官。
数日前の来訪オーナーもそうであったし、少し前に来られた女性の父上は**署のおエライさんでもあった。

警官と聞けば、正しい人生を送っている?私であっても、やや緊張するのは若い頃の記憶があるのだろうが、
数ケ月前に事件に遭遇した際の若い警官の信頼できる対応は私の観念をも変えたものだ。
ロードスターはあの深夜の珍走族とは一線を引くとは言え、中には(私の様に)ブイブイ走る種族の一部になるのだろう。

速度違反などでは真っ先に目を付けられそうなクルマと自覚してはいるものの、
取り締まる側の人達であっても、我らのロードスターに感じる魅力は何ら変わらないのだね。
そんな意味でもAWDメーターを装着してくれるのは、とても嬉しい事なのだ。

彼らもきっと本心では車高調やタコアシ、もしかしたらマフラーさえもデカイ音に変えて、
峠あたりを疾走してみたいと考えているに違いない。心は同じ、みんな仲間さ。



(441)6速。 2003-09-03

ロードスターより良い(高価な)クルマは多い。そんな種類のクルマ情報には極力避けてきた。
知らずに乗らずにいた方が幸せだと考えてきた。事実、高価であっても趣味に逢わない合わないクルマは目にも写らないものだし、
私にとって煩雑であっても楽しいシフト・ワークはロードスターの性格を表現するにはベストのコンビなのだ。

時折EDを使用する際であっても2速ホールドでの走行はエンジン回転域を充分に活かせて面白い。
こんな走行をするのは私くらいと思っていた。

情報拒絶は、しばし浦島太郎状態となる。最近のATはホールド走行が主流になっているらしい。
ひと昔前の意に反したタイミングでのシフト・アップの不快感は殆ど消え、マツダのアクティブ・マティックなど、
各メーカーは名称こそ違えどシフト・チェンジの際の瞬時トルク変更などプログラムの細かな設定を細工している様だ。

トヨタはシーケンシャル・モードの呼称で装着されたセルシオのそれは、なな、なんと6速モードである。
ギア比を見れば6速MT顔負けの数字で、パワーこそ規制の280psでディ・チューンぎみだが、
43.8kg・mの強烈なトルクを3400rpmあたりから発生させる設定は、スタート・ダッシュではあのB*Wの*シリーズさえも陵駕すると言う。

まあ、しかし任意でポジションのアップ・ダウンを操作してシフト操作をするATの目指しているある部分は
ある意味、手動のMT動作になるのだろう。Wクラッチやヒル&トウを上手に駆使してロードスターを楽しく走行させる。
コレが一番人間らしい感性に合致するのだ。それにしても新型セルシオ欲しくなったぞ。
しかし怒涛のダッシュでタバコを買いに行ってもしょーがないしな。


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