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グレーメタのGTRは、あおる様にAWD号を抜いた。そのまま簡単にミラーに小さくなると、多分思ったのだろう。 しかし、小さくなるどころか、差は全く広がらず、むしろ迫っていった。すでに速度計は私も未体験ゾーンを指している。 すっ飛んで行く景色と、オープン・コックピットに巻きこむ強烈な風に、帽子を深くかぶり直す。 オープン・ロードスターなど軟派だ、と思ってナメたらいかんぜよ、ってかな。 このAWD号はチョッとした細工と、脳みそ全てが"意地の塊"という特殊なる人間(単純に言えばアホじじい)が運転しておるのだ。 |
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