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(860)感性は手のひらか、センサーか。 2004-11-21

横浜に行くならついでに"AWDに寄ってみよう"。なんて言うのは嬉しい事なのです。
姫路市からロードスターでやって来たオーナー。代々続く"漆塗り職人さん"の後継者。私もNHKの番組を見た憶えがある。
さすが""への愛着は深い。特に指に触れた感触への拘りは妥協はしないそうだ。

最近の高級車に装着されている"WOOD"調製品群。殆どが分厚いコーティング。
実際、木を触っているのではなく光沢材に触れているだけになるらしい。なるほど納得。

そこで彼のシフト・ノブ.......。レバーまで自己制作のソレは、当然ながら漆塗りで"本物の木"の温もりが手のひらに感じる。
熱くもならず冷たくもならず"本物"って良いものです。
昔からの人間の感性と技術を見事に継承していく"職人さん達"。中でも研磨作業では1/1000ミリの凹凸を手で探り当てる技術を持つ人もいる。


最近では"IT産業"が取って代わり"神の技"も消えつつあるのだろうか。

プロ野球の再編騒ぎの中で脚光を浴びる"IT企業"。そのトップ達はあの若さでフェラーリを含む数台の高級車、"ろっぽんぎ"にそびえるビル事務所。
鍛錬や感性とは人間独自のもの。世の中の"IT急成長"は納得するが、彼らはどんな事をしているのだろう。




(859)走行会/視覚効果も重要なのだ。 2004-11-20

メーターにも視覚効果があるのは制作した本人が一番良く分かっている。
今回装着していた水平メーター,Ver.MET-05。街中で走っても真上指針になるマイルド系。
コレを装着していると確かに心まで優しくなるのは体験済み。

若干、非日常的なるサーキット走行なら、レブ直前まで思いきり廻せるレッド・ゾーン真上タイプが適していたかもしれない。
こんな時こそ"製作者の特権"を行使すべきだった..........。

翌日、例のトヨタに(デカイ顔して)乗りつける。それほど廻さなかったもののオイル漏れや、サスなどに 異常は無いか、詳しく点検。
最後に油脂類を全て交換した。これからもまだまだ、ず〜っと楽しまさせてもらうのだ。大事にするからね、よろしく頼むよ。




(858)走行会/半周ぐらいは本気で。 2004-11-19

重たいDHTにスペア・タイヤと工具類一式。トランクにはディレクター・チェアまで積みっぱなし。おまけにサスの減衰は柔かMAX。
全塗装してまだ間も無いし。今回のテーマは"マイルド状態での限界接近"。
タイヤ(RE-01)も最適状態をやや過ぎているので、気合をいれ過ぎてのスピンや、バリヤーなんぞに刺さる事は阻止せねば。

いや、実は半周ほど本気で走ったのだ。なぜなら私の余りのスロー・ペースに、ソアラ君ビート君が、やや迫ってきた感あり。
彼らだけには断じて抜かれてはならないのだ。ギャラリーの皆さんは、こんな私が乗っている事なぞ知る由もなし。
俊敏なるコーナリング・マシンである、ロードスターの評判は保持せねばならない。

しかし、ふだんは超快適なるNB2,純正シート。日常ではあまりお目にかかれないタイトなコ−ナーの連続には、
先日まで、ホールドの良いtypeFシートを愛用していたため、その差は歴然。ロール感が大きく、クルマの挙動はやや掴み難い。
後半は"ドリドリ君達"が盛大に撒き散らした?オイルが散乱。スピン続出となったため、適度なところで私は終了とした。



久しぶりのコース・イン。実に面白かったです。ロードスター・オンリーと違い、GT-R、SuperSeven、FCやシルビア、定番の86、
果てはクラウンからローレルまで多彩な顔ぶれ。そして友人の友人は友人となる。
今回はやや厚めのゼブラ・ゾーンを踏んでも全くOKだったし、剛性強化は成功だったかも。

さてさて次回参加のアカツキにはシートは当然の事、AWD号にもSタイヤを履かせてみたいものだ。ぐふふふふ。
そして何よりも"カッコ良いレーシング・スーツとシューズ"も欲しい。

やはりカタチもある意味大事。つ〜か、アレ憧れます。ドサクサに紛れてウデのある人と同じ様に着てみたい。
何よりも中身よりカッコを最優先させる私のポリシーにも見事に合致する。




(857)走行会/顔を憶えられない特技。 2004-11-18

おいおい、一本めのファースト・ラップはウォーミング・アップじゃないの?。
皆さん、いきなしブっ飛んで行くけど私はまだ暖気運転すら、してないんだよ〜っ。
おーっとと、S字の次にはタイトなヘアピンと来たね。う、タイヤがよれるのが分かる。空気圧のチェックもしとらんぞー、もう。

会った人の"顔を覚えられない"のは"コースを覚えられない"のに通じる部分、大いにあり。
コーナー進入時には次の次、ぐらいまでのコーナーを予測せねば、速度とクリップが取れないのだー。

私の運転自慢のひとつがクラッチ操作。シフトのアップもダウンも同乗者には絶対解らせないぐらいの超スムースなる回転会わせ。
若い頃からの"ご婦人を大切に"の精神は完璧に左足に染み付いておるのだ。
だからして、AWD号のこの驚愕なる走行距離でもクラッチは新車時から未だかって無交換だもんね。

こらこら、この緊張すべき時にそんなアホな能書たれて何になるんじゃ〜。ルーム・ミラーに後続車がせまっとるぞなもし。
おー、そらそうだ。私と違って今日はタイム狙いで真剣に走っているに違いない。ここは速やかに譲るべし。

それと、そのCDの音楽。いくら何でも止めたホーが............。




(856)走行会/場違い。 2004-11-17

マイルドさも街中であれば何の違和感も無いのだが、さすがサーキットのしかも車種混合ともなれば明らかに"場違い"の雰囲気あり。
例によってドラミにも間に合わずの遅刻の中で、気合の入った周囲のクルマに囲まれたAWD号の"か弱いシルエット
すでに走行を始めている先行グループの"雄叫び"を聞けば正直、このままUターンして"帰りた〜い"心境。

え〜っ。もう走る順番?DHTも付けたままだし、まだ荷物も降ろしてない。何のチェックもしとらんぞ〜。
そもそも、ここのコースは走った事がないのだよ。え〜い、前のクルマに付いていけばなんとかなるざんしょ。レッツ・ゴーなのだ。




(855)走行会/ドリドリ君。 2004-11-16

こんなシーンを数メートルの至近距離で見る事は、峠のギャラリーにでもならない限り、そう無いだろう。
参加したサーキット・ランで並行してプログラミングされた、ドリフト走行グループ。響き渡るスキル音と気合入りまくりの走り。
綿密にチューンされたグリップ・走行グループの走りさえ黙らせてしまう程のど迫力。

タイヤ・スモークをあげつつカウンターを当て、返すカタナで逆コーナーに見事に決まれば、そりゃ思わず拍手でもしたくなる。
しかも3,4台が全車、横を向きつつのコーナリングはまさに"イニD"の写実版に他ならない。

研ぎ澄まされたカンと度胸が全てとは言え、観察の範囲ではモノの見事なる成功とはある意味、確立の勝負。
失敗もリスクの内なのか、いつしかクリップ・ポイントは荒れ放題、オイル撒き散らし、落ちるバンパー、
果てはマフラーをガラガラと引き摺りながらのリタイヤ車、といつものRSオンリーのサーキットとはちょっと異なる雰囲気だった。

夕方のニュース番組では"モラルを知らない迷惑ドライバー"として紹介されているが、
普段、峠でやらかしているかは別にして、こうしてサーキットで思う存分ヤル事については少なくとも健全と感じたものだ。
私だって何の異存も無いし、あと数十年若ければ?ヤッていたかも知らんし.............。


(854)リチャード・ギアになった私。 2004-11-15

あ、ちょっと言い過ぎてしまった。悪気は無かったんだ........。外国映画などでよく見かけるシーン。そして意外に双方が即、理解し合う。
ところが日本の場合、謝罪に対する言葉は追い討ち的な非難になる場合が多い。"だから言っただろう....."と。
予測可能な言葉を覚悟しつつ、非を認め相手に謝るという事は(日本の習慣においては)勇気も必要なのだ。

私の身近で起きたごくごく小さなトラブル。例によって顔が見えない文章は、
意志の疎通不足が誤解が誤解を増幅させ、文字のみが歩き出す。
お互い修復の意志は潜在的にはあるのだろうが、オトコというものはつまらん意地を持っているのを私は否定しない。

ところが彼の方から突然私のドアを叩いた、その勇気ある行動に、ある意味"私の負け"と言えるのかもしれない。
おそらく不器用と思われる、彼から切り出した謝罪の言葉はぎこちなかった。多分私にも非はあっただろうに。

日本人であり、意地の"かたまり"である私の対応はどうだったのか?
この時ばかりは外国のシブめな俳優になっていた。しいて言わせてもらえればリチャード・ギアあたりだったかな。




(853)モディファイへの一歩。 2004-11-14

さらなる剛性補強を施し、トドメにDHTを装着して走ってみる.........。おお〜何というマイルドなる" ふぃーりんぐ"。
これなら、いくら乗っても疲れないだろうし、ポリシーであった"一流ホテルのロビーに乗りつけられる"ロードスター?になれたかな。

Sスペのオーナーになってからずいぶんと年月が経ったが、ようやく自分流のモディファイへの第一歩に進んだ。
当初は内装、外装共に真っ黒だったけれど、何時の間にやらの変身。考えてみればオリジナルのパーツは殆ど新品に換えている。
ロードスター・オーナーというのは知らずのうちに2台分、いや3台分の部品を買っているのかもしれないね。

しかし16日に迫ったサーキット走行。こんな仕様で走っても良いものかいな。


(852)機嫌はロードスター次第。 2004-11-13

またもや"デジカメ"は飛行機に乗っていった。なもんで画像がな〜い。

某ショップに寄った。何故かエンジン・マウントに話題が進めば、例によって魔法のセリフ、"在庫あり"。
こりゃ帰る訳には行きません。速攻で作業お願い。おお〜、ゴムに亀裂がーっ。やっぱし変えて良かったのだ〜。

回転計を見ないとエンジンがかかってない?くらい振動が無い"ような気がする〜っ"。
シフトがスムースに入る様になった"ような気がする〜っ"。
振動が大幅に減って、すごーく滑る様に走る"ような気がする〜っ"。

トラクションもすごーく効くようになった"ような気がする〜っ"。
乗り心地もすごーく良くなった"ような気がする〜っ"。

なんだか幸せになった"ような気がする〜っ"。




(851)見果てぬ風景。 2004-11-12

本物の"Route-66"を走ってみようか。AWD号をアメリカに運んで..........。
日本へ帰国ついでにAWDに寄ったその新しい友人は、とんでもないアイデアを口にした。

大陸は広い。じっくりと走破すれば10日はかかるらしい。
さすがに返事に窮す。

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