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(260) 新車評論家。 2003-01-21

新車が出ると巷のBBSに話題が出始めるが、中には数億円で希望のワンオフ制作の能力がある、
まるでアラブの石油王でしか吐けない様なバッサリと切り捨てる感想を言うヤツがいる。(当然私もその一人なのだが....。)

前置きはさておき”スカイライン・クーペ”である。
やれフェアレディの亜種だ、プラットフォームが流用だ、昔のケンメリが良かった、
などとまさしく言いたい放題?である。

しかし私はこの美しさに好感を持つ。あの顔はスカイライン・セダン、ステージアと継承されて、いずれも??だったが
クーペとの絶妙なバランスは好感を感じるものだ。恐らくセダン開発時にクーペもデザイン・コンペの中にすでに存在していたのだろう。
個人的には初代スカGに圧倒的な印象がある。当時単なる乗用車であったスカイライン1800に日本GP用にホモ取りのため
グロリアの6気筒を押しこみノーズが異常に長くなったそれはやはり初代マスタングのシルエットをも彷彿させた。
レース本番では一瞬あのポルシェを後ろに従えて走行した勇姿はシビレたものだ。
(それがドライバー同士の事前約束であったとしても)

その後、赤いエンブレムが配されたGT-Bを入手してからは私の遠い青春時代の最大の相棒となった
。 だからこそスカイラインをネガティブに言うヤツは許せないもんね。





(259) 駐車場にて。 2003-01-21

閉店間際のオートバックス某店の駐車場。店を出たらAWD号の隣にブルーのRSがあった。
中で何やらオーナーが作業中の様子。グローブ・ボックスの下に頭を突っ込んでいる。
買ったばかりの商品をその場で装着する風景は良く見かける。

”こんばんわ〜。何やってんスか?”との私の問いに足元の照明バルブを交換しているとの事。
お互い同じRSオーナーでもあり、彼は作業を中断し、しばしRS雑談。
幌車であったがハードトップの金具を見つけた私は彼に装着感想を聞いてみたが”RSはオープンが命であり、
欲しい人がいれば4〜5万で売却希望”との事。

彼のクルマは恐ろしくきれいであったので多分ハードトップもそれなりに保持されている事が想像される。
う〜ん、数日前に発注を済ませた私であったが何も新品部品に拘る必要もなかったかな、
私の頭の中で単純な引き算の式が成立し差額でナビが買えるではないか....。などと思いを巡らすが
コレぞ私が恐らく生涯ビンボー人の確たる事実である認識を覚えたのである。

私自身の事は何も話さなかったので、目の前のいるこのヘンなジジイが
事情によりハードトップを心底から必要としていたとは想像もつかなかっただろう。




(258) 心境として。 2003-01-14

カー・ショップにて盗難防止システムのコーナーを覗いてみる。
う〜む。この盛り上がったディスプレイの商品群を観察すると同様の被害が多発していた事実を感じざるを得ない。
そして私のクルマがいかに裸同様であったのかを思い知った。

全オプションを含めた最上級システムともなればEDの分と2台分装着すれば”ひゃくまん”近い。
ナビモニターやハードトップをも加算すると目が点になるところだが
このページを読んで頂いた方からも励ましのメール等を頂き、有り難い暖かさも充分に感じている。

予想外の不愉快な体験をすると人間は普通の人ばかりではない事も実感するものだ。
入金前に製品の先発送の方式は、驚いた海外のオーナーから何度か忠告のアドバイスを頂いた。
事実、日本でも?のオーナーは実在する。私は製品購入まではタップリ時間をかけるが決めたら早く欲しい。
可能なら今すぐ欲しい。注文後、1週間してもなお届かないと頭に血が昇ってくる。

それを良く知っている彼女(私の妻)のアドバイスでこの方式をとっており、彼女の遺志でもあるので変更予定はない。
しかもオーナーから感謝のメールは損得以上の大きな喜びである。

さてさて私の現在の最大の悩みはハード・トップのカラー選定であるのだ。
現行NBのカラーリングの中でしか選べないとの事でボディがブラックだからして当然第一候補は渋めのシルバー・メタだろうか。
クラシック・レッドもポジで良いが私の顔が追いついていけそうもない。
しかしながら新色のガーネット・レッドも良さそうな。同じ赤系でも派手さは抑えられている。
クォター部分に黄色いAWDステッカーを新規制作し、フェラーリ感を出そうか.....。

こんな事が無ければきっとハード・トップなりの良さも実感不可能だったろうし、
何も溶接する訳でもないから、いつでも爽快なオープンにも復帰出来る。
そして今まで気付かなかったロードスターの奥の深さをも知るのだろう。




(257) 止まらないイメージング。 2003-01-12

オープンに決別し、クローズドであるなら俄然「RX-8」がイメージの中で台頭する。
私にとって非現実なのだが、新発売を目前にしてその評判を含めたあのシルエットは強烈だ。
2シーターであるが故の、不利な条件から解き放されているレイアウトと、
ロードスターでは至難のワザとも言える250psかつ、新世代のロータリー・エンジンを搭載し、
その上、価格はロードスターの上級車種と同等?などを考慮すれば気にならない事自体が不思議な存在である。

マツダのRE存続へのこれまでのプロセスをも考慮すればネガティブな要素は全て排除されているのが
充分過ぎる程、推測可能であり、走りを含めたドライビングはロードスターをも凌駕するのだろうか。
カタログにあるあの挑戦的な真っ赤なフロントマスクが私の顔とマッチするのだろうか?などと、
これまた私の勝手なイメージは膨張するばかりだ。




(256) オープンをやめる日。 2003-01-11

クローズドであるならハッキリ言えばロードスター以外にも魅力的なクルマは多い。
ごくごく、まれに信号で真っ赤なフェラーリと並んでも、ある意味、優越感さえ感じるときがある。
それは真っ青な空を背景にしているオープンカーであるからこそである。

オープンに出来ない状況の際はロードスターに乗る意味が無いと個人的には考えており、
そんな場合の行動は決まって3号車のEDを使用する。オープンの魅力は変え難いものだ。
しかしロードスターへのこの心を引き付ける本質的な真の魅力はやはり、運転する楽しさを持ったバランスだろう。

ドライブ中に即座にオープンへの切換えが困難なハード・トップ装着オーナーに、少なからず疑問を感じていた私だが、
長年かかってようやくロードスターの真髄を考えざるを得ない事件に遭遇した。


今朝も数日来の陽気だった。キーを差しこみながら幌の異変に気が付く。クォター部分が見事に30cmほど切られていた。
驚きつつも、下流式を炸裂させている私への腹いせかと瞬間的に想像が走る。シートに座り見廻すと風景が違う。
ナビのモニター、リモコン、ETCの受信部等が消えていた。
噂に聞く車上あらしに私自身が今、まさに被害者になった事を理解した。

私は従来、長時間オープンのままキーも錠けず路上駐車は常習であったため、
だいぶ以前から目を付けられていたのだろう、と反省しつつも、嫌がらせではなく目的意識があったのだ、
と妙に納得しナビ本体や、なによりクルマ自体に損傷がないのを良しと考え直し、
仰天した娘に促されて警察にご足労お願いしたのだった。

さて幌仕様でなおかつ若干派手めのロードスターには再度の被害も予想せねばならない。
その瞬間はブルーの幌交換なども頭をよぎったがこれを機にハード・トップを装着し、
すでに真のロードスターの楽しさの真髄を理解しているオーナー達の仲間に遅まきながら入れて頂こうか。




(255) 整理してね。 2003-01-06

偉そうにTV番組の批評をしている場合ではない。世間はすでに始動したのだ。
正月の間にと立てたプランは、モノの見事にひとつも消化出来ずに終わり、単なるストレス発生プランと化した。

私は整理整頓が大の苦手である。開けたら閉めない引き出しも彼女(私の妻)がいた頃は全く気がつかなかったのだが、
現在は少しでも空いている平らなスペースに何でも置くクセもそのまま。
親類が来た時には「引越しでもするのか?」と言われた程である。

と言う訳でプランの最優先には「使わないモノを捨てよう」と決意していたのである。
私が貧乏から脱却できない理由は不要なモノをすぐ買う事だ。「一年経って使わないモノはこれから先も使わない。」
と、彼女に耳タコ状態で言われていた事をようやく実践しようと決心はしたものの、実際のアクションは難しい。

そのストレス解消にと弾き始めたギターの弦がチョーキングの真っ最中に切れた。
まさしく”Back to The Future"の、あの♪ジョニー・ビー・グッド”のシーンそのままである。
さてさてギターの弦はどこにしまってあるか?。取りあえずデスク周辺を掻き回したが見当たらない。

う〜む。きっと彼女の忠告なのかもしれない。いやがうえにも実行せねばならない時が来た。




(254) 正月番組。 2003-01-02

と言えば数ヶ月前から、ねりに練った企画を立てられるだろうに、
この低俗かつ品位のカケラすら見当たらないアホ番組オンパレードの中でザッピング中に
偶然合わせたポール・マッカートニーのUSAライブには超ラッキーで充分楽しめた。

ビートルズ時代の歌の再現もその高音のシャウトを含み全く当時と変わらない。
そして何よりも観客の楽しみ方が素晴らしい。♪レット・イット・ビーなどは全員が歌っている。

そう言えばウチの霊園内の、ある墓石に"Let it be"と同じタイトルを彫ってある家があるのをごく最近見つけた時は
失礼ながら笑ってしまったが、きっと私と同年代の家族なのだろうか。
番組中でポールが♪オール・マイ・ラヴィングを歌い始めた時には泣かされた。
この歌の詩が私は大好きなのだ。そして私は彼女(私の妻)の墓石には"All my Lovin'"と彫ってある。
霊園中を捜せば"Yesterday"もあるのかもしれない。




(253) 初乗りロードスター。 2003-01-01

横浜から平塚まで東名を利用した。往路はやや渋滞気味であり流れに任せた走行だったが用事を済ませた後の帰路は車もやや少なめ。
トワイライト・タイムが迫り、早過ぎるスモール・ライト点灯はアンバー発色のメーター群を際立たせ、
強力なヒーターの暖気とオープンの冷気のバランスとの心地よさは無意識にスロットルを開けさせる。
5速で充分なのだが冷気を切り裂く下流式サウンドは、4速走行時の回転数がはるかにシャープだ。

追越車線で前を走るセリカ君がそれなりの速度ではあるが、なかなか譲ってくれない。
私は空いた左車線に移動し加速する。彼女を乗せているのか、セリカ君も意識してスロットルを開けた様だ。
キミキミ、このロードスターはチョッとだけフツーとは違うんだよね。

下流式サウンドの咆哮を発生しイッキに加速すれば、ミラーに小さくなって行く車影を見つつ、一度だけウィンカーを点灯させ
5速にシフト・アップ時の瞬時アクセル・オフ時に再度、発生するその咆哮が響きわたり、そのまま奥まで踏み続ける。
新年になる毎に赤いベストを着る年が接近してくるこんな私の自慢にもならない元旦だった。





(252) パクられも名誉なのか?。 2002-12-30

RoadSterのロゴを配した社外製品の中には無許可のモノもある様だ。見ると確かに部分的には変えてはあるが
ソレは通用しないのだ。同様の訴訟沙汰では勝てた事例はない。

ところで、メッキパーツ製作で世界的にも知られている
ドイツの某有名なショップの新製品と謳っているこのACパネルはどうだろう。

右側のAWD、ACパネルに良く似ている。それどころかそのまんまである。AWDのACパネルはドライバーにフル・フェイスのヘルメットを被せ、
クルマのシルエットもオープンにアレンジしたもので遊び心を理解してくれた北米のオーナーにも好評のパネルであり、
何よりもオリジナルは私がデザインしたモノなのだから、すぐバレバレなのだ。
文字が多少イタリックの斜体なのが逃げ道なのか?

だいぶ以前に、海外メールにて、ここの社長からAWD製品の扱い要請を何度か頂いた事があるが
現在、北米の某ショップで扱っているので丁重にお断りしたのだが、コレはチョッと頂けませんな。




(251) 買わなくて良かったメルセデスE-500。 2002-12-29

などと、一度は言ってみたいものだ。
Eクラスに追加発売されたE55-AMG仕様はものスゴイ。セルシオよりほんの少しだけ小さいサイズながら476馬力の強烈パワーを
V8スーパーチャージャーで絞り出す。おまけに71.4kgの信じ難いトルクは2700rpmから発生させ、
耐え得るリヤタイヤは265-35-18サイズというシロモノ。

コンビニにタバコを1カートン買いにいくのにはSクラスじゃ大きいし、EクラスのE-500程度で良いかな?
ナンチャッテ勝手な想像をしていたが、このE55-AMG仕様の新発売には驚きましたハイ。
メルセデス=ヤッちゃんイメージ=横柄な運転マナー。というイメージがあったが
最近のひょうたんスタイルのヘッドライト・デザインは私は好きだった。
アリストを始めシーマなど、どうしてもベンツ顔になってしまうのは仕方のないトコロなのか。

某BBSでRS以外のセカンド・カーの話を読んで私の仮想イメージが勝手に進行し、
行きついたトコロが、1220万円のE55-AMG仕様となったのだ。
ついでながらこの価格がアタマに入るとセルシオの780万円という数字がなんと安いのだろうか、などと感じる私を笑ってしまうのだ。





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