前のページへ★その54★
次のページへ |
(528) 小さな坂道。
2003-12-01 昔行った事のある、長野県美ヶ原高原。 中学生の私にすれ違う人達の殆どが「こんにちは〜」と声をかけてきたのが不思議だったが、 ヤマに登った時の自然な挨拶なのだと知ったのは、ずーっと何年も経てからだった。 霊園で出会った場合、知らない人同士でも、 同様の挨拶を交わすのが当然と知ったのも、ここに通う様になってからだ。 まあ、どこでも挨拶を交わすのは当り前なのだが、 大自然の中や、心安らぐ背景の中にいると、 つまらない意識の壁さえ取り外せるのかも知れない。 ぺったん、ぺったん。駐車場から続く、ゆるい坂道の舗道を歩く私の足音。 ホっとする空間だが、現実をも再確認しなければならない場所でもある。 上の段の石碑群の中に、最近顔なじみのジイ様がいた。 一心不乱に生花に水を与えている姿を初めて見かけた時、 なぜか親しみが湧いたものだ。 あんな年まで一緒にいられていいな、と羨んだものだが、 長い分だけ悲しみも大きかったのだろうなと、 駐車場の隅っこに雨に濡れポツンと置かれた彼の自転車を見た。 彼の奥さんもきっと笑顔で迎えているのは間違いないだろう。 |
(526) 投稿写真。(匿名)
2003-11-29 ファインダーの中で美しい角度を捜す必要の無い、 数少ないクルマのひとつがロードスターなのだろう。 さり気ない佇まいであっても、走りの楽しさが滲んでくる。 AWDゲージ装着オーナーから送って頂く画像も多く、 製作者冥利に尽きるもので励みになるというもの。 ブラックボディのVスペ。ディテールを観察すれば ホイールやポジション・ランプを含め、オーナーの落ち着いた雰囲気を感じさせる.......。 と言いたいが、添付されたもう一枚の画像はそんな想像を吹き飛ばすものであった。 決して信じてはいけません。彼はおそらく念写が出来るのでしょう。 走りのイメージを鮮明に映し出す事が可能なのだと思います。 ロードスターを心から愛しているからこその、超能力なのです。 よい子はマネをしてはいけません。 |
(524) じゃぱん・カー・オブ・ザ・イヤー?。
2003-11-27 やむなく選んだならともかく、自分で気に入ったクルマこそがベスト・カーになるのだろう。 殆どの人が見向きもせず、ある意味他人から不評であっても、 本人が大満足で乗っている例は意外に多い。 そんな中、欧州アワード制を真似た"ジャパン・カー・オブ・ザ・イヤー"は 売る方にしてみれば、営業的にも大きな勲章で獲得メーカーは一大キャンペーン展開の図となる。 当然そのプロセスにはメーカー側の審査委員たちへの"上へ下への対応"は過激の一途を辿るのは仕方のない部分か。 外国人からみた日本人の七不思議(高価な)お歳暮を頂き反感を持つ常人は皆無だろう。 そんな風潮に嫌気がさした選考委員の連中が独自に組織した "RJC"が選ぶ"カー・オブ・ザ・イヤー"こそが 説得力もありそうだ。 むろん本家?のソレを否定するつもりは毛頭ないが、要は本人がハッピーであればソレが一番。 |
前のページへ★その54★
次のページへ |